動物愛護週間

こんにちは。
看護師の松雪です。
澄み切った青空が気持ちいよい季節となりましたね。
あっという間にもう10月・・・。
歳とともに、月日の流れの速さが加速してくように感じている今日この頃です。

さて、先月の9月20日から26日の一週間は、動物愛護週間でした。
平成28年度のテーマは 「譲渡でつなごう!命のバトン ~新しい飼い主を探しています~」でした。
そんなテーマを見て、ふっと一年ほど前の事を思い出しました。
私が、少しだけ海外にいた時のことです。

SPA(エス・ぺ・アー;Societe Protectrice des Animaux)という動物保護協会に、ボランティアで少しだけですが協力をさせていただいていました。

SPAとは…?
訳あって、手放さなければならなくなった動物や、残念ながら飼育を放棄されてしまった動物を保護し、新しい飼い主を探してくれている団体です。犬や猫はもちろん、ハムスターや爬虫類まで、実にたくさんの動物達が保護されています。
私はその中でも、ワンちゃんを一旦お預かりして、トリミングをするというボランティアをしていました。
どのこもノミやダニがいたり、皮膚疾患を抱えていたり。
どこに目があるの?というくらい、毛は伸び放題で泥まみれ。そんな汚れた身体をきれい洗って、もつれてクシャクシャになっていた毛をカットしてみると…。
「まあ、なんということでしょう」驚くほど可愛らしい風貌に変身するんです!さながら劇的ビフォーアフターのよう!

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これまで携わったワンちゃんたちは、おかげ全て新しい飼い主のもとで、幸せに暮らしているとの事。少しは命をつなぐことに貢献できたかな?と思っています。

私が住んでいた街は、結構大きな街だったんですが、ペットショップなるものを一件も見たことがありませんでした。街を歩けば犬にあたるというくらい、一歩外に出ればワンちゃんねこちゃんばっかり。おそらく一家に1〜3匹は何らかのペットがいるのではないかと思います。普通にバスや地下鉄にも乗ってきますし、レストランやカフェにも当たり前のように椅子の下に座っています。公園や海に足をのばせば、どこの家族もワンコ連れ!家族の一員なんですよね。日本では考えられないような風景です。
私がお世話になっていたお宅にも、ラナとセリューヌという2匹のワンちゃんがいました。

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(黒いほうがLANA、白×茶のほうがセリューヌ。どちらもSPA出身の女の子です。)

そんな街なのに、どうやってペットを家族に迎え入れているの?と聞いてみたところ、先ず最初は、そのSPAのような団体へいって探すのだそう。直接ブリーダーからという方もいらっしゃるようですが、かなりの高額のようでした。日本のペットショップを見たら驚かれそうですね。
ペットショップの必要性がなく、無理な交配もしない。なによりも、消えてしまうかもしれない命を救うことができる!
日本ではあまり聞きなれないシステムではありますが、そのシステムが日本でもうまく機能すればいいなあと思いました。

各地で行われている動物愛護週間のイベントでも、譲渡会、里親探しなどが行われています。周りに、新しい家族を迎えようかなあとお考えの方がいらっしゃるようでしたら、こういった機会を利用されることもお勧めいただけたらと思います。

ちなみに…福岡市では10月30日(日曜日)に、「動物愛護フェスティバルin福岡」が開催されます。
一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

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