こんにちは、みなとおおほり動物病院の浅田です😀
突然ですが、療法食をご存知でしょうか。なんとなく聞いたことはあるけれど…
「何のためのに食べるの?」
「スーパーに売っているものと何が違うの?」といった疑問があるのではないでしょうか。
今回は療法食について、お話していきます♪
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療法食とは…
動物の症状や状態に合わせて、その治療のサポートや健康維持を目的とし、
栄養素などを特別に調整したフードです。
与えるには獣医師の処方が必要です。
例えば
食べるのが何よりも大好きなワンちゃん。食べても食べても止まらない!欲しがりなワガママボディ💛
診察で肥満と診断され、目標体重を設定して療法食によるダイエットスタート!
(当院では症状に合わせた療法食のサンプルをいくつかお渡ししてます)
減量用の療法食は、
カロリーが抑えられており、繊維質が多いことで満腹感も持続される作りになっています。
ロイヤルカナンの一般販売されている避妊去勢後用(左)と
療法食の満腹感サポート(右)を同じ100kcalになるように用意してみました🔽
一般食28gに対して満腹感サポートは37g、その差は9g!(溢れちゃった!)
食べるのが大好きな子に与える「ごはんの量を減らされた!」というダメージを最小限に抑えつつ、
ダイエットで重要なカロリー制限ができるのです。
また、ダイエット成功後も主食として続けることで体重維持にも適しているのです!
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ところで、ペットショップなどでこういったものをご覧になったことはありませんか?
これは、その子の悩みに配慮した総合栄養食で一般に販売されています。
「○○配慮」や「〇〇ケア」といったフードは通常の総合栄養食と療法食の中間にあるイメージです。
この画像のフードも、療法食ほどではないものの、通常のフードよりカロリーが抑えてあります。
療法食を始める前に、まずはこういった配慮されたフードを試してみてもいいかもしれませんね😁
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いかがでしたか?
今回は肥満の子向けの療法食を例に出してみましたが、他にも腎臓病患者さん用のものや、
消化器症状に合わせたものなどなど、たくさんあります。
診察後にサンプルをお渡しすることもありますので、こちらの記事を思い出してくださると嬉しいです💕
※療法食を始めるには必ず獣医師の処方、指導が必要です。まずはご相談ください🙇