ハ(歯)ッピー ハ(歯)ロウィン!(Happy Halloween!!)

こんにちは。看護士の松雪です。
通勤途中、どこからともなく金木犀のいい香りが…。
もうすっかり秋なんですね。
病院の前の木樹も少し色づき始め、お散歩もにも気持ちのよい季節となりました。

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もうすぐハロウィンですね‼ 何かご計画はおありでしょうか?
今年の福岡の街には、どんな仮装をした人たちが出現するのでしょうか??

さて、前回(10月15日)のブログに引き続き、今回も歯のことについて触れたいと思います。
私は、トイプードルの女の子を飼っています。今年8歳を過ぎました。

歯磨き・・・。

まだこの子が小さい頃は、張り切ってガーゼで磨いてみたり、歯ブラシを使ってみたり、色々チャレンジはしてみましたが、なかなかうまくできませんでした。自己流で、スケーリングも試みてみましたが、じっとお利口にさせてくれるはずもなく、ますます歯磨きが大嫌いに…。その後は、デンタルケアといったら、たまに歯磨きガムをおやつ代わりに与えるだけ。何もしないよりはましかな?くらいの安易な気持ちでいました。

結果・・・。

そう、歯石がびっしり。おまけに歯肉炎も患ってしまっていました。確かに、最近カリカリのフードは食べづらそうにしていましたし(口の中が痛かったのでしょう)、口臭もかなりきつい。でも、年齢も年齢だし、きっと、どこのワンちゃんもこんなものなのなのかもしれないし…。なんて、半ばあきらめていました。

でも、私がこのお仕事に携るようになり、歯石や歯肉炎がワンちゃんや猫ちゃんの体に与える影響を知ってびっくり! 歯石や歯肉炎の原因となる歯周病菌は、歯の根っこを腐らせてしまうことはもちろん、その菌が血管の中に入って、心臓や腎臓、肝臓や肺に入って障害を起こしてしまうのです。そんな大事になってしまうなんて想像もしておらず、このままではとんでもない事になってしまう! という危機感から、一大決心。麻酔下でのスケーリング(歯石除去)をしてもらう事にしました。

正直なところ、8歳も過ぎてシニアの仲間入り。全身麻酔しても大丈夫だろうか? ということが、一番の不安材料でした。でも、事前に先生から麻酔に対する安全性の説明や、手術前の検査をしっかりとしていただいた事で、不安なくスケーリングに臨むことができました。

麻酔前の検査には、血液検査、心電図、レントゲン撮影をします。まずは、この検査で麻酔に耐えられる健康状態であるかどうかを確認し、検査の結果をもとに、その子、その子にあった麻酔の種類や組み合わせを考慮され、すごく安全に、そして痛みもなくスケーリングを行うことができます。

結果は・・・。
まず、本当に匂いがなくなったことにびっくり!そして何より、おいしそうにカリカリと音をたててフードをほおばる姿に感激! 大好物のリンゴも、「ねえ!みてみて!」と言った感じで、シャキ、シャキ、シャキ!と音を立てて見せつけながら食べます(笑)
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人間もワンちゃんネコちゃんも、健康はまず食事から。これから「食欲の秋」本番。おいしくご飯を食べたいものです! そのためにも、一度、お家のワンちゃん、ネコちゃんの歯の健康について考えてみてはいかがでしょうか?

「Trick or Treat!」ハロウィンの際に言う、「Treat」とは、お菓子のこと。
例えば日頃おやつを、歯に良いものに変えてみてはどうでしょう?

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病院でも、デンタルケアのグッズはもちろん、歯磨きガムや、歯に良いおやつなどのご用意もあります。お声掛けいただきましたらご紹介させていただきますので、お気軽にお尋ねください。

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