リンゴをかじると血がでませんか?

つい最近、満開の花で楽しませてくれた桜も、活き活きとした沢山の若葉を蓄え、むせるような新緑の季節を迎えました。

いよいよゴールデンウィークを迎え、旅行にレジャーにとお忙しい日々をお過ごしのことと思います。
こんにちは。看護師の松雪です。

さて、少し前にペットのオーラルケアについて勉強させて頂く機会がありました。
そういえばハロウィンの頃、ちょうど半年くらい前でしょうか…。前にも歯のことについて書かせていただいておりましたが、思い出した様に、再度歯のことについて触れてみたいと思います。
歯石や歯肉炎の原因となる歯周病菌。その菌が、さまざまな病気を引き起こす原因となってしまうという事を、その時に書かせていただいていました。そのことに危機感を感じ、スケーリングを行った我が家のお姫様ワンコ(現在9才)のその後はいかに!
どうですか?

一見わりときれいにしているようにみえませんか?
でも実は…。歯垢を浮かび上がらせるライトを当ててみると…

   
(前歯)                (奥歯はもっと!)
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、オレンジ色に着色されて見える所、そこは歯垢がついているところなんです。
毎日お手入れというわけにはいかないまでも、けっこう気を使っていたはずなのに、ちょっとショック。
このままでは、歯周病をひき起こしてしまうのも時間の問題。せっかくスケーリングで綺麗にしていただいたのに、このまま放おっておいては元の木阿弥。ブラッシングで何とかきれいにできる歯垢も、一度歯石になってしまったら、きれいにすることは至難の業なのです。だから一日でも早く手を打たなければ!

ワンちゃんやネコちゃんは、人間と違って虫歯がほとんどないと言われています。(ワンちゃんの虫歯については若干の報告例があるものの、ネコちゃんについては全く報告がないそうです。)ワンちゃんやねこちゃんの約8割が、この歯周病に罹患すると言われています。
ではこのっ歯周病、どうすれば防ぐことができるのか。一番良いのは、歯ブラシで歯と歯茎の間の歯周ポケットを磨くこと。歯周ポケットをきれいに保つことで防ぐことができます。
でも、このブラッシングですが、なかなかうまくできないというオーナー様がほとんどではないでしょうか?
あまり無理強いして、歯磨き大嫌い、口を触ることすら嫌がるようになってしまっったり、お互いの関係性にひびが入ってしまったり…。疲れちゃうと長続きしなくなりますよね。
そんな時には、無理にブラッシングをしなくても、せめてデンタルガムをよく噛ませることや、デンタルペーストを舐めさせるだけでも、歯周病の繁殖を遅らせることができます。これだったら、何とか続けられそうじゃありませんか?
当院では、いろんなデンタルケアグッズを置いております。

ご興味のある方はお気軽にお尋ねください。

最近テレビコマーシャルで見かけるようになったワンちゃん用ガムのテレビCM。ご覧になられたことはありますか?ご覧になったオーナー様から度々お尋ねいただく機会がございます。
もちろん当院にも置いておりますので、お気軽にお声掛けください!
(※ガミの噛ませ方は、ただ与えるのではなく、オーナー様の手にしっかり持って、奥歯や前歯とまんべんなくゆっくり噛ませてあげてください。唾液の分泌を促してあげることも、歯周病予防には大切なんですよ!)

今回のタイトル。このフレーズで私の年齢がバレそうですね…。
歯周病にかかると、ワンちゃんやネコちゃんも、食べ物をかじると、歯茎から出血します。
固いものを食べたがらなくなった。ガムをかませると血がついてきたなど、歯周病にかかっていますよ!というサインはありませんか?

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