採血について

こんにちは!看護師の三角です。

先日、健康診断に行ってきました。身体測定、採血、尿検査、心電図検査などして頂いたのですが、日頃動物病院で行っている検査方法と若干違う検査方法もあってすごく新鮮でした。(人間の病院で心電図検査を行う場合は10個の電極を繋ぎますが、動物病院では4個の電極になりますφ(..))私は病院の雰囲気や診察は好きなのですが採血はいつまでたっても苦手で、今回もドキドキしながらの挑戦でした。採血部位を見れず、目を瞑って下を向いていたら「大丈夫ですか!?気分悪いですか!?」と看護師さんに心配される始末…あれってどうやったら克服できるのでしょうか(p_-)

そして同時に思ったのが、動物病院に診察に来て採血されるワンちゃんネコちゃんもこんな気持ちなのかなぁということです。人間の場合は健康のために血液検査をするんだ、と自覚があるので痛くても我慢ができますが動物の場合はなかなかそういう訳にもいきません。緊張してしまう子、怖がってしまう子も多いです。なので今回はワンちゃんネコちゃんの採血についてお話します。

ワンちゃんネコちゃんの採血は、前足・後ろ足・首のいずれかから行います。首から採血と言うとギョッとしそうですが、短時間で多めの血液を採ることができるのでワンちゃんネコちゃんにとって負担が少ないです。

そして前足は入院中の点滴を行う際に使うことが多いので、当院では診察のときに採血を行うのは後ろ足がメインとなります。

また、人間では採血の際に“駆血帯”(採血前にゴム管で縛るあれです)を巻いて血管を怒張(血管をプリッと)させますが、動物の場合は保定者が手を使って駆血を行います。私達保定者もワンちゃんネコちゃんに不安な気持ちになってほしくないので、撫でたり声掛けをしながら行います。飼い主さんに撫でられたり飼い主さんの声を聞くと安心する子も多いので、もし飼い主さんに立ち会って頂いて採血を行う場合には、頭をよしよしして「大丈夫だよ」と言うことを伝えてくださると幸いです。そうするとワンちゃんネコちゃんも安心してくれますし、私達スタッフもすごく助かります(*´ェ`*)

人間でも嫌だなぁ…と思う採血ですが、飼い主さんと一緒に少しでもワンちゃんネコちゃんの不安な気持ちを和らげて楽しい診察にしていけるよう頑張ります!

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