災害に備えての準備(犬編)

こんにちは、みなとおおほり動物病院です。

先日の台風10号による被害は皆様大丈夫だったでしょうか。
各地で大きな被害が出ていると連日ニュースが流れていました。
被害に合われた方々に心よりお見舞い申し上げます。


また、台風接近に備えて、対策を行なった方も非常に多いと思います。

災害前にバタバタと準備すると品切れなどでなかなか万全の準備ができないので、日頃からの備えが大切だと私自身も改めて痛感しました。

そこで今回は、災害にそなえてワンちゃんネコちゃんで準備するものを紹介したいと思います。
思っていたより長くなりそうなので、今回は犬編です。

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クレート

キャリーケージに入った犬のイラスト

硬いクレートは、もし物が落ちてきた時にもワンちゃんを守ってくれます。また、避難所に移動した場合はワンちゃんはクレートの中で多くの時間を過ごすことになります。
日頃からクレートは自由に出入りできるように出しておいて、中でおやつを与えるなど「クレート=安心できる場所」と教えておくとストレスの緩和になります。

首輪(胴輪)、リード

ペットの首輪のイラスト

日頃使用している首輪、リードはもちろんですが、
避難中に壊れたり切れたりしてしまった時用に予備のものを準備すると安心です。名前を書いたり、飼い主がわかるものが付いていたりすると良いです。

フード、薬折りたためるボウル

犬のオヤツのイラスト

食べ慣れたもの、日持ちするものを最低でも1週間分は用意しておきます。(療法食などは特に)また、人用と併せてお水の準備もしておきます。
折りたためるボウルは携帯しやすく壊れないので便利です。


ウンチ袋、トイレシーツ

ペットのフンを片付ける飼い主のイラスト

避難所でもマナーは守りましょう。
避難所によっては排泄場所が決められている可能性もあるので、外でもシーツでもどちらでも排泄できるようにしておくと一番ベストです。

ワクチンや狂犬病の証明書/マイクロチップ装着の検討

マイクロチップが埋め込まれた犬のイラスト

避難所などたくさんの動物が集まる場所では、感染症を移し合わないようワクチン接種や寄生虫予防はしっかりと行なっておきます。また、証明書があると避難所での手続きがスムーズになるため準備しておきます。迷子になったときにマイクロチップが装着してあるとより早く飼い主さんのもとに戻ってこられます。

日頃の様子が分かるもの

ノートのイラスト(文房具)

飼い主さん以外の獣医師やボランィアさんなどがみて分かるように、フードの回数や量、散歩の回数、病歴、連絡先、飼育環境など必要なことを記入します。飼い主さんの情報(住所、氏名、連絡先)と犬と一緒に写った写真があると保護された愛犬を引き取る際にも便利です。

ペット用ウェットティッシュ、タオル

ウェットティッシュのイラスト

災害時、水は貴重になるため、犬の体やお皿を清潔に保つためにあると役立ちます。タオルは防寒対策として使うこともできます。




災害時は、知らない環境で多くの人、多くの動物と接することが多くなります。
日頃から他の犬に慣れさせておいたり、様々な人に触れられることに慣れておくと良いです。また、オイデや待ての指示が出来るようになっておくと、犬の命を守ることにも繋がります。

災害がおこったとき、動物を守るのは飼い主さん自身です。
もちろん飼い主さん自身の身の安全も十分に気をつけて、大切な愛犬を守ってあげて下さいね🐕✨

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