言葉の力

こんにちは。看護士の松雪です。
実家帰ったら、お庭から蝋梅の香りが…。暦の上でも立春を迎え、もう春なんですね。

さて、ちょっと昔、私が会社勤めをしていた時に受講した講演会で、こんなお話を聞きました。
質問です。
3匹のネズミがいました。それぞれを個室に入れて、毎日ご飯を与えます。
Aのねずみには、毎回、おはよう、おいしいね、かわいいね、など、たくさん声掛けをしてご飯をあげる。
Bのねずみには、毎回罵声を浴びせてご飯をあげる。
Cのねずみには、顔も見せずに、ご飯だけ無言であげる。
さて、この3匹を、長生きした順番に並べてみましょう。
答えは・・・
A➞B➞C の順番なのだそう。
ちなみに私は、A➞C➞B と違った回答をしてしまいました。
毎回罵声を浴びせられたら、ストレスを感じて、寿命が縮むのではないかな…と。
でも、それよりも、無視をされるということのほうが、怒られたりすることよりも、心理的に受けるダメージがものすごく強いのだそうです。
声をかけるという事は、「相手の存在を認識していますよ」というサイン。たとえ文句や罵声であったとしても、存在を認識してもらえているという事は、とても重要だというお話でした。
確かに自分の存在を誰からも認識してもらえないということは、すごくストレスを感じそうですよね。
例えば家族や、職場の中で、どんなに喧嘩をしていても、嫌なことがあった時でも、相手の顔を見なくてもいいから、「おはよう」「行ってらっしゃい」という挨拶だけでもいいので交しましょうね!と講師の先生がおっしゃっていました。

余談ですが、とある統計によると、毎朝お見送りを受ける人とそうでない人では、お見送りを受ける人の収入は、そうでない人より25%多く、寿命は5年近く長くなる。なんて話も聞いたことがあります。その理由は、科学的根拠、心理的根拠、あらゆる角度から諸説あるようで、それぞれの理由に何となくうなずける話でもありました。

また、他の実験でも、植物に「かわいいね」「きれいだね」ときれいな言葉をかけた方と、汚い言葉をかけた方、どのような差がでるのか。これはもちろん、きれいな言葉をかけた方がよい結果が出たそうです。私の友人が、子供の夏休みの自由課題に、スーパーで買ってきたリンゴで同じようなことを実験してみたそうです。汚い言葉をかけ続けた方は、そうでない方に比べ、より早く腐り始めたそうです!
言葉の持つ力ってすごいんですね!

言葉を交わすことができない動物たちではありますが、きっと人間と同じことが言えるのではないか思います。
我が家のお姫様ワンコには、毎日の挨拶はもちろんのことですが、一日の出来事を聞いてもらったり、じゃれて遊んだり、スキンシップは欠かせません。(たまに、嫌がられて逃げられます…)
ただいま!と玄関を開けると、ものすごい勢いで走ってきてお出向かえしてくれます。たまに勢いが過ぎて玄関から滑り落ちて、ずっこけたりしてますが(笑)

言葉の意味や内容は伝わらないとしても、きっと愛情は伝わっているはず!
反対に私は、彼女からたくさんの癒しをもらっています。
たくさん話しかけて、たくさんスキンシップをして、
できるだけながく、ずっとそばに居てくれたらうれしいな・・・。

言葉かけとともに、すてきな笑顔をプラスしたら、もっと効果があがるも?

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