iPad Proを導入しました

こんにちは! 獣医師の佐藤です。デジタルガジェット大好きです。当院ではこれまで、X線写真や超音波などの画像検査の結果をiPadを使ってご家族に説明して参りましたが、このたびiPad Pro(アイパッド プロ)を導入いたしました。

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発売されて間もないiPad Proを手にしてご満悦の佐藤。
素早く設定を終わらせて、いざ診察室へ!

特徴はその画面の大きさです。これまでのiPad同様に画面の綺麗さはもちろんのこと、性能もiPad史上最高の一品となっているようです。もっとも私たちの行っている日々の診療ではそれほど多機能を使うことはないのですが、今回期待しているのはズバリ画質と画面の大きさです。さっそく比較してみましょう。

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左が今回新たに導入したiPad Pro. 右は従来のiPad Air2.
画面に関して言えば2倍近くの差がありますね。

実際に私たちが撮像したX線画像を見て診断をする「読影」という作業はiPadとは別の専用ディスプレイで行っているのですが、ご家族に撮った画像お見せするのはiPadの方が便利! 目の前に画面を持ってこられるので分かりやすいと評判です。

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ピンチアウト(指を広げる動作)でお目当ての場所を拡大!
細かい肺血管の走行まで評価が可能です。

適切なX線の条件で撮像された画像は、デジタル処理されたX線画像(CR)において特に威力を発揮します。動物の体型や撮影部位に合わせて適切なX線の条件を設定することにより、動物や医療者の被ばくを最小限に、しっかりと細部まで評価可能なコントラスト(濃淡)を得た画像で診断をすることができます。

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さっそくiPad Proを手にX線写真検査の説明をする佐藤。
いつも以上に説明にも熱が入る?

分かりやすい画像をご覧になって頂くことがご家族にとって、ペットの体の中で何が起こっているのか、どういう病気なのかをご理解しやすくなると思っています。インフォームドコンセントという言葉も今や獣医領域で当たり前のことになっていますが、私たちは飼い主様ご家族にきちんと納得して頂いたうえで、その後の治療に臨んで頂きたいと考えています。今後もより分かりやすい説明ができるように努力を続けていきたいと思います。

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