こんにちは。スタッフの藤吉です。
今回は犬の歯周病についてお話します🦷
なんと!家庭で飼われているわんちゃんの”8割”が歯周病にかかっていると言われています。
わんちゃんでは、虫歯の発生はとても少ないですが、歯を支える歯周組織の病気は非常に多いです。
おうちの子は大丈夫ですか?ぜひお口の中をチェックしてみてください
歯の見た目
●歯が欠けたり、折れている歯がある
●歯に歯石がついている、色が変わった
変わった様子がありませんか?
●ご飯を食べにくそうにしている
●口臭がする
●よだれが多くなった
●口を気にする素振りをする
歯周病の進行過程
さらに進行すると…
歯の周りや歯が欠けて歯髄から細菌が侵入し、歯の根っこに炎症が起こり化膿して膿汁が溜まります。
目の下の皮膚に穴開いて膿が出ることも😯!!
一度固まってしまった歯石は、歯磨きなどでは取れません。
歯専用の超音波スケーラーを使い歯石や歯周ポケットに溜まった汚れをきれいにしていきます。
無麻酔の歯科処置はおすすめしません!無麻酔では歯の表面の歯石をとるくらいしかできず、歯周病の予防・治療に重要な歯周ポケット内の処置はできません。
実際サロンで無麻酔で処置された子でぱっと見は歯がきれいに見えるけど、歯がぼろぼろ抜ける患者さんもいらっしゃいました。また、起きた状態で無理やり口を開けて色々されるので怖い経験をさせてしまいます(;_;)
当院では麻酔下で眠っている最中に歯科処置を行います。
その子の全身状態を把握し安全に麻酔をかけられうように麻酔前には検査をします。
スタッフの愛犬ふゆちゃん
歯に歯石がつき始め、歯肉が赤くなっています。
歯科処置を行うことになりました!
歯科処置中のふゆちゃん
麻酔で眠っている間にスケーラー使い歯や歯周ポケットをきれいにします。
そのあと、ポリッシング(歯の表面を滑らかにして歯石をつきにくくする)を行います。
歯科処置終えた後
歯石がついていた臼歯もきれいになりました✨
歯をきれいに保つためには予防が大事になってきます!
歯周病予防には歯みがきが一番効果的です。
やり方をまとめたページを以前だしてましたのでこちらを御覧ください。
デンタルケア(実践編)
うちの子のお口の状態はどうだろう?を思われた方
ぜひ一度診察にいらっしゃってください(*^^*)
最後に…
私事ではございますが、みなとおおほり動物病院を退職する運びになりました。
学校を卒業してこの病院に入り約7年近くになります。これまで多くのご家族の方にお会いでき幸せな毎日を送らせていただきました。ありがとうございました。 看護師 藤吉