当院はキャットフレンドリークリニックの認定を受けています

国際猫医学会(ISFM)の定める、キャットフレンドリークリニックのシルバー認定を2016年3月3日に受けました。これは福岡県内では初めての動物病院になります。

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>>キャットフレンドリークリニックについてはこちらこちらにも記事がございます

私たちがこのような取り組みを始めた理由と、実際にどのようなことを考えて行っているかをご紹介いたします。猫ちゃんを飼われている方だけでなく、犬の飼い主様もぜひご覧ください。


猫もきちんと治療を受けられるように

当院では患者さん(動物)にも飼い主様(人間)にも、やさしい環境で診察を受けていただきたいと思っています。その中でも、特に猫ちゃんには気を付けていきたいと思っています。

猫はたいへん臆病でストレスに弱い動物です

猫は基本的に自分の匂いのするテリトリー(外に出ない子であれば自宅です)が大好き。ずっとお家で平和に過ごしていたいと思っています。だから自分の匂いのしないアウェー、外に出るのは苦手です。それが突然知らない場所(病院)に連れてこられたらどうでしょうか。きっと驚き戸惑ってしまうでしょう。

ほとんどの猫は動物病院が好きではありません

たまに病院でリラックスしてゴロゴロ言いながらお腹を撫でさせてくれる子もいます。私たちもそういう診察に協力的な子はまったく苦労しません(大好きです)。でも、実際にはほとんどの猫にとって動物病院はどちらかと言えば苦手なようです。

突然連れて来られた知らない場所、待合室で初めて会う人、初めて見る犬など猫にとって動物病院は不安を感じるコトがいっぱいです。見たことのない光景や、馴染みのない匂い、他の動物の吠え声など、病院に来た時点で視覚も聴覚も嗅覚も、五感を通じて猫は危機を感じているかもしれません。そして診察台に乗ったときにはすでに恐怖と緊張のために我慢の限界、なんてこともあるでしょう。

触診や検温から始まり、採血やX線などの検査、注射や点滴といった治療まで、病院では患者さんのためにやってあげたいことがたくさんあります。ただ肝心の本人が暴れてしまっては何もできなくなってしまいます。具合が悪くて病院に来たのに、ムリヤリ押さえつけられたせいでもっと具合が悪くなってしまっては本末転倒です。せっかくがんばって病院に来てもらったからには、適切な治療を受けてもらいたいのです。

当院ではできるだけ猫にストレスを感じさせない診療を行います

私たちは、すべての動物に優しい治療と、すべての飼い主様に分かりやすいご説明をしていきたいと思っていますが、上記のように猫の患者さんには特に注意深く扱ってあげる必要があると思っています。その子の性格に応じて、怖がりな子ができるだけ怖い思いをしないで済むように。

その子の持って生まれた性格はもちろん変えられませんが、私たち医療者のちょっとした配慮と工夫次第で、きちんとした検査や治療が受けてもらえる子がたくさんいることを私たちは知っています。

以下に、当院での猫の診療のための工夫の例をお示しいたします。

1.猫の診察室にはフェロモンを炊いてお待ちしています

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コンセントに刺さっているこちらはフェリウェイリキッドといって、
猫をリラックスさせる効果があります。
ほら、いつもよりちょっと緊張がほぐれていませんか?

>>フェリウェイリキッドについてはこちらもご覧ください

2.猫の診察時には白衣に着替えます

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どうしてもワンちゃんの診察のあとには
犬の匂いが診察着に移ってしまいます。
なるべく犬の匂いを感じさせない工夫をしています。

3.猫と犬で入院室を分けています

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入院中の猫ちゃんにできるだけリラックスしてもらうために、
ワンちゃんと入院室を分けて設計してあります。
特に犬用入院室は防音性能を高めてあり、
ワンちゃんがお部屋で吠えていても怖くないようにしています。

>>当院の入院室についてはこちらもご覧ください

4.猫の入院室には隠れ場を用意しています

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さらに入院中の猫ちゃんがリラックスできるように、
お部屋には隠れる場所をご用意することができます。
猫は危険を感じた時には身を隠したくなる習性があります。

5.キャットアワーを始めました

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2016年3月1日(火)より、キャットアワーを始めています。

キャットアワーとは、どうしても犬が苦手な猫ちゃんにも
快適に診察を受けて頂くためにご用意する猫専用の診察時間です。

>>キャットアワーについて

今後も猫が通いやすい病院のために

なるべく猫にも人にも優しい治療ができるように、スタッフ一同、
猫になった気持ちで今後ともアイディアを出し合っていきたいと思います。