避妊・去勢について

こんにちは。動物看護師の山田です。写真は現在1歳のぐーちゃん。すごく人懐っこくて近づくとお尻をフリフリ喜んでくれます。お顔がとても整っている可愛いパグさんです。初めは皮膚のかゆみで来院されたのですが、通院されて徐々に改善し、先月は避妊手術を行いました。最近新規のお客様で子犬子猫を連れて健康診断に来ますが、避妊去勢についてよく聞かれる事があるので本日はその事についてご紹介させていただきます。
時々メスの子に「去勢」と言われる方もいらっしゃいますが、オスの場合を去勢、メスの場合は避妊と言います。これらの手術を行うにも理想のタイミングがあり、オスは生後5~10ヶ月、メスは6~8ヶ月と言われています。メスの場合、犬は遅くとも3歳までに、猫は1歳までにしないと乳腺腫瘍の率が未避妊の場合と変わらないとも言われています。
ではこれを過ぎると意味が無くなるのかと言うとそうでは無く、メリットは他にもあります。犬の場合、オスは前立腺の病気や精巣の腫瘍化、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアを予防出来ますし、メスは子宮蓄膿症や卵巣の腫瘍化の予防、乳腺腫瘍の発生率を低下させると言われています。猫の場合、オスは精巣の腫瘍化の予防、スプレー行動の抑制、メスは子宮蓄膿症、卵巣腫瘍の予防や発情期の鳴き声を押さえることができ、全体的に見て年齢も1歳半伸びると言われています。
デメリットとしては問題行動が無くなるとは限らない事や太りやすくなると言われ、ご飯やおやつをあげすぎない事が大切です。
避妊去勢後用のカロリーが低めのフードもありますし、
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既に太っちゃったと言う子には↓下写真のようにいくつか種類もありますので、
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ワンちゃん猫ちゃんが食べてくれるか試すためにも、お気軽にサンプル要望されてくださいね。

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