犬にアイスを与えても大丈夫?

こんにちは!みなとおおほり動物病院です。

まだ6月だというのに暑い日が続いています。
暑くなってくると恋しくなるのがアイスですね🍦
スーパーやコンビニでたくさんの種類のアイスを見かけますが、入っている成分によって名称が変わるのは皆様ご存知でしょうか??

アイスクリーム』
乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上
濃厚で、ミルクの風味やコクがあり、お値段もちょっとお高めです。

『アイスミルク』
乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%
アイスクリームに比べて少しあっさりしているものです。
あっさりはしていますが牛乳と同じくらいの乳成分が含まれています。

『ラクトアイス』
乳固形分3.0%以上
ミルク感が少なくさっぱりしていて、お値段もリーズナブルです。

『氷菓』
乳固形分3.0%未満
果汁を凍らせたシャーベットやかき氷などです。

パッケージを見ると書いてあるので、気になる方は見てみてくださいね(*´-`)

では本題です!

犬にアイスを与えても大丈夫!?

結論から言うと
「絶対に与えてはダメ!」と言うより「与えない方が良い」です

理由その①:犬にとって、とても高カロリー
人間用のアイスは犬にとっては糖分が多過ぎてしまいます。
犬は甘いものが好きな子が多いので、欲しがるから…と与えていると
肥満の原因になります。

理由その②:お腹を下してしまうことも
アイスは乳製品です。犬の中には“乳糖不耐性”といって乳糖をうまく分解出来ない子もいます。
(人間でも牛乳を飲んでお腹を下す方いませんか?)
アイスを食べたのが原因で嘔吐や下痢を起こしてしまうかもしれません。

理由その③:中毒を起こす成分が入っているかも!?
アイスは色々な味やトッピングがあります。
中にはチョコレートが含まれているものやナッツ(特にマカダミアナッツに注意!)
が含まれているものもあります。これらは中毒を起こす危険性が
あるので、気を付けなければいけません。

最近は犬用のアイスやシャーベットが販売されているようです。
暑い夏、犬にもアイスをあげたいなぁ…と思った時には
「人間用」ではなく「犬用」のアイスを選択してみてはいかかでしょうか😃?

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