四十にして惑わず?全力で加齢に抗う也。

獣医師の佐藤です。
いきなり年の話しで恐縮なのですが、
私、今年で42歳です。

これまで多くの方から、
「40歳超えるとだんだん体が思ったように動かなくなるよ!」
というお話しは聞いていたのですが、
いやはや、ついに私も、衰えを感じることが増えてきたのです。

気持ちはまだまだ20代(!)のつもりで走ってみたり、障害物を飛び越えてみたりするのですが、自分のイメージしている体の動きと違うんですね。
イメージの私が軽快に走っている後ろを、現実の42歳がヒーヒー言いながら追いかけている感じ。3年前の町内会の運動会では盛大に転んで怪我しましたし。(トホホ)

「これが老いというものなのか!」と痛感した次第です。(肘擦りむいて本当に痛かったですし)
このままではイカンと、重たい腰を上げて健康増進に取り組むことにしました。

たとえば、

大濠公園を走ってみたり

筋トレを始めてみたり

プロテイン飲んでみたり

飲酒量を減らしてみたり
(本当はお酒大好きなんです。)

加齢にあらがう42歳、
さあ、いつまで続くでしょうか!?
(過去、3ヶ月以上は続いた試しがありません)


いや、何が言いたいかというと、
私(人間)の場合は体力の衰えを自覚する機会があって、
それを自分で何とかしようとできるわけですよね。

問題は犬猫の場合です。
私たち人間よりも年を取るスピードの早い動物です。
小型犬の6歳はヒトの40歳、7歳ではヒトの44歳に相当するとも言われます。
まさに私と同じくらい!!

6-7歳のワンちゃんたちは外から見る限りは元気そうにしていますが、
体の中ではゆっくりと中年期に向けて老いが始まっています。
ぜひ飼い主様に、この目に見えない変化にいち早く気が付いて欲しいのです。

言葉をしゃべることができない犬猫たちですし、時間の流れを止めることもできないのですが、私たち人間が、犬猫の良いシニア期を迎えるお手伝いをすることはできるのではないでしょうか。

今回、当院コラム欄にて、シニア期について特集シリーズを組むことにしました。現在すでにペットのシニア期を迎えられている方はもちろん、今は全然元気でも、そう遠くない将来の変化に漠然と不安を感じられている方にぜひ読んで頂きたいと思います。

乞うご期待!! お楽しみに!!

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