こんにちは、お正月に作った苔玉がもずくのような色になってしまって悲しい笠原です。
今回の写真は舞鶴公園のところでたまに見る猫さん。とても人馴れしていて、私が写真を撮ろうと携帯を向けても、堂々と毛づくろいです。きれいなキジ柄ですね!そう、猫さんっていろんな色・柄がありますよね。白、黒、サバ、キジ、三毛、茶トラなど、それぞれ魅力的です。元々の野生の猫さんの色はキジだったそうです。そこから突然変異などで様々なカラーバリエーションが生まれていったんだそう。
さてここで問題です。次の写真の猫さんの、黒と茶色のまだらのような柄を何というかご存知ですか?
正解は「サビ」です。「トーティ」や「べっこう」とも言うそうですね。では次の問題。
このサビの猫さん、性別はどちらでしょうか?
答えはメスです。
実は、サビ猫さんのほとんどは、遺伝子の関係でメスなんです。ネコちゃんの性別と色の関係の話だと、「三毛猫はほぼメス」というのが有名ですね。ネコちゃんの色柄に関する遺伝子は9種類ほどあるのですが、その中の茶色に関わる遺伝子(O)がちょっと変わり者で、性染色体(X)上にあります。X染色体はOの遺伝子を、O(大文字)かo(小文字)という形で1つ持っています。オスはX染色体を1つしか持っていないので、O遺伝子をOかoか、どちらかしか持てません。一方、茶色と黒色の両方の毛色を持つためには、O遺伝子も2種類両方持っていないとダメなんです。つまり茶色と黒色の両方の毛色を持っている=X染色体が2本ある=メスというわけです。そんなわけで、三毛猫もサビ猫も、同じ仕組みでほぼメスなんですね^^ 白が入って三毛になるかどうかは、また別の遺伝子の具合によります。
いかがですか?今日は少し難しい話でしたが、猫の毛色も奥が深いなぁ、と楽しんでもらえれば幸いです!